今日は戦国時代の話です。
今、先輩に借りている漫画、「徳川家康」を読んでいます。
ここに奥平家という家が出てくるんですが、このエピソードが熱く、とても気に入ってます。
今日読んだものから、めっちゃ好きな部分を紹介しようと思います。
背景
徳川家と武田家が戦っている時代ですね。
奥平家はもともと徳川寄りだったんですが、武田のプレッシャーで武田家につくことになります。
しかし、「誰の配下にもなりたくない」「子孫を誰かの配下のままでいさせたくない」という思いから、武田家を裏切ることにします。
奥平家は、元々徳川寄りだったので、裏切らないように人質を取られていました。
奥平家は、人質を見捨てて、武田家を裏切ることになります。
人質 おふう
おふうは武田家に人質に取られていた奥平家の妻です。
しかし、これは身代わりでした。
妻でもなんでもない、ただの女の子だったんです。
将来的に武田家を裏切るつもりだった奥平家は、家臣の娘である おふう を妻の代わりに差し出したのでした。
また、奥平家の裏切りを感じ取った武田は、息子である千丸も人質として差し出させました。
結果、奥平家は裏切り、二人は殺されました。
武田勝頼(信玄の息子)とおふうの会話が泣けます。
お前は若殿の妻だな?
ーいいえ、名もない家臣の娘です。
(驚いて、2~3言話す)
お前は親の命令でここに死にに来たのか
ー仕方のないことです
親を恨む気持ちはないのか
ー娘を人質に出すことになった、親こそかなしいものです。
言い残すことはないか
ー次生まれ変わる時は畜生になりたいです。
素直に生きられないのは人間だけです。もう人間は嫌です。
お前は奥平の妻?ではなかった、斬る必要もない。助けてやってもいい。
ー殺してください。戦のある限り、生きていても一緒です。
おふうは、千丸の匿われているお寺へ行き、千丸と話しました。
お前も死にに来たのか って
はい、やくにたてて何よりですって
翌日、見せしめに殺されます。
千丸は13歳、おふうは15歳だったそうです。
次!!
鳥居強右衛門
これ、知らなかったんですけど、長篠の戦いの長篠城は、この奥平家が守っていました。
で、徳川、織田が援軍としてやってきたんです。
長篠城 500 対 武田軍 15000
ムリゲーすぎる
奥平さん(名前忘れた)は兵糧も焼かれて、あと一週間持たないレベルでした。
そんな中、鳥居強右衛門が、武田軍をかいくぐって、援軍の要請に行きます。
徳川領に無事たどり着けた強右衛門は、休まず、そのまま陣に戻っていきました。
家康は止めたのですが
「陣では今頃、粥ともいえないものをすすっている状態でしょう。私はそんな皆に援軍が来ることをいち早く知らせたいのです。」
と言って休まず戻っていきました。
強右衛門は戻る時に敵につかまってしまいます。
敵は命を助けてやると言いました。
その代わりに、立てこもってる城兵に「援軍が来ない」と伝えろと
強右衛門はこれを了承し、城に向かって叫びました。
「援軍は目の前だ!最後の一人まで戦い抜け!」
(僕、号泣)
500人の城兵はご飯もなく、15000人に取り囲まれて、かなり心細い思いをしていました。この強右衛門にどれだけ勇気づけられたことか
援軍が来たあとは、知っての通り徳川勢が大勝します。
この強右衛門の勇気が無かったら、長篠の戦いでの、大勝利はなかったかもしれません。
まとめー
皆死んじゃってるんですよね
その覚悟が激熱で引き込まれます。
他にも三河勢の家臣の気持ちの強さが節々に表れています。
家康かなり面白いですね。
おしまい